平成ベビーの会社員。

「会社でうまく笑えない。」「会社対策会議」「戦略的・異性愛幸福論」など、ブログ内連載中。

他のブログ 「無能の就活。」

2014年10月30日木曜日

戦略的・異性愛幸福論① 「化粧も服もがんばっているのに彼氏ができない」 part.1


武野です。


最近、お話する機会もめっきり減っていたのですが、僕は大学生のときに友達が片手の指の数くらいしかおらず、大学にもぜんぜん通っていませんでした。

いわゆるカス大学生です。

しかし、数少ない注力したものの一つに、女性のお尻を追いかける、ということがありました。



この部分だけ切り取ると僕がスケコマシのように見えますが、実際には高校生から大学1回生の間、僕の見た目は

綾小路きみまろそのもの

であり、血縁関係を疑うほどでした。
とてもリア充然とした風体でなければ、そんな生活でもありませんでした。
(その苦悩の様子は凡人内定戦略の第1章を参照)



とはいえ、異性との関わりを楽しむという意味で一定数の成果をあげられ、それは僕が血反吐をしながら、心因性の腹痛に悩みながら、モテるとはなんぞや、と日がな一日、考えた末だと自分では思っています。


すると思考はいつしか展開を見せ、最終的には、異性愛とは何ぞや、と考えるようになり、しばらくして一つの結論に至ります。


それは、異性という存在を考える先にあるものは

自分が幸福を得る方法

だということです。異性愛の充実が人生の幸福に直結することは、多くの人が自分の経験から知っているはずです。
ときに依存して、破滅する人もいるくらいなのですから。


そして、それは戦略的に語られなければなりません


異性愛はとかく感覚的に、漠然と語られます。
フィーリング、そんな言葉を聞き飽きました。
そんな超感覚的なものに、自分が幸福を得る方法を任せたくありません。



考えていきます。戦略的異性愛幸福論。



―――――――――――――――


こんな質問がAsk.fmに送られてきました。



20歳の女子大生ですが、彼氏がいたことがありません。

ずっと女子校にいたのですが、インカレに入って、男の子ともふつうにご飯に行ったりできるようになりましたが、できません泣 

化粧や服など自分なりに頑張ってはいます… 

女性の尻を追いかけていたという武野さんにアドバイスをいただけたら嬉しいです…!






著作を読んでいただいていると察しており、その点に関しては心からの謝辞を贈りたいのですが、よくもこんなコミュ障を捕まえて恋愛相談をしようと思ったものです。


尻ね。

追いかけてましたよ。それはもう、ありったけのお尻をかき集めて、探し物を探しにいきましたよ。





まず一つ、男性(僕)に相談していることが素晴らしいと思います。
(20歳女子大生から相談してもらえてむせび泣くくらい嬉しいからではありません)


もちろん同性に相談することが無意味ではないのですが、女性は人生のなかで女性の視点しか持ってこなかったわけで、

少なくとも「相手からどう見えるか」という点にはついて、経験値に圧倒的な差があります。

20歳だとしたら、20年の年季の違いがあります。
もちろん、男女、逆の場合も同じです。



新卒就活で考えてみましょう。

就活生がこれから面接を受けるとして、自分が第一印象としてどう見えるかを、面接前に知っておきたいと思った。

アナタならどっちに聞きますか。

A 友達の就活生
B 3年目の会社員の知り合い


ふつうはBですね。

友達の就活生の意見も無駄ではないですが、基本的には自分と同じ経験値しか持っていない人間の意見は、ある程度、自分でもわかるわけです。
それは「見た目をどう感じるか」という感覚的な面でも同じです。

一方、社会人3年目の知り合いは就活も経験していますし、なにより会社員として3年を過ごしているわけですから、例えば主に面接官になるであろうオッサン連中の感覚も少しは想像しやすいはずです。

これが経験値の違いです。



異性愛幸福戦略①【面接官はオッサン理論】
⇒「『どう見えるか』は異性の経験値を生かす」




また、見た目ではなく、その他の対人関係上の相談でも、異性の観点は役に立ちます。
理由は

同性の場合、意見に『同情』の念が込められてしまうから

です。
逆の言い方をすると

異性の場合は冷徹に考えることができます

別に同情といっても憐れみとかではなく、同性としてのバイアスがかかって、同じ立場で考えてしまう面がありますよね。


しかし異性は客観的観点から、相手側の立場で話すことが可能です。少なくとも自分より。


例えばそれぞれが持ちやすい『欲望』も想像しやすいわけです。
もっとも分かりやすいのは男性の性欲でしょう。


女子「元彼がしょっちゅう会おうって連絡してくるの」
男子「それSEXしたいだけやで」
女子「……」
男子「だって俺もそうやもん」


みたいなね。

もちろんいろんな事由がありますから、上記例は一概に言えませんが、男女には想像では到達できない「感覚の違い」があるわけです。

それが同性の場合は理解できるからこそ、冷徹に意見することができます。

とはいえ、感覚の違いがあるがゆえに、受け入れられない人も多いのが男女関係の難しいところですね。一意見として参考にすることは、ぜひしてほしいものです。


僕も昔、狙っていた女の子からのメールにハートが入っていて喜んでいたら、ある日知り合いの女子に

「女はハートを使っている自分がかわいいと思うときにしか使わん」

と言われて、僕を中心にして辺りに激震が走ったことを覚えています。
僕に対する愛情表現ではなかったのかと。

当時の僕はハートを使われただけで通帳を預けてしまうくらいの純情者でしたゆえ。


異性愛幸福戦略②「それSEXしたいだけやで理論」
⇒異性は同情なき、冷徹な意見をくれる。




というわけで、リアル人間に相談するとしたら、ぜひ異性の協力を仰ぐとよいでしょう。
もちろん同性の意見も貴重ですが、話しやすいからという理由で同性にだけ相談して異性をないがしろにするのは大きな損失です。


僕の知り合いの女子が、ある日、友達の男子に質問してみたそうです。

「何で私って彼氏できひんの?」

勇気を振り絞ったと思います。場合によっては恥となるでしょう。
男子は答えました。

「なんか女に見えへん」



なんて貴重な意見でしょうか。
僕だったらその場で自傷行為に走るくらい傷ついたでしょうが、彼女はメンタルが強かったので大丈夫でした。


女に見えへん、という意見は、つまり

何かしらの女性性の欠如

とでもいいますか、男子が異性を相手にして魅力的に感じるものがない、ということです。

無意識の行為や、努力の方向性の間違いなどがあったと予想できます。
具体的な対策を練るきっかけを彼女は得られました。


アナタの場合はどうでしょうか。



~まだ話の半分ですが、続きは次回~




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就活、会社、恋愛など、ご質問やご相談あればください。



安らかに。


2014年10月27日月曜日

「3年も働きません!」既卒1年→タイで先生→2年で退職


武野です。

マイナビニュースさんの連載「3年も働きません!」が掲載されました。
第3回と第4回でインタビューを受けていただいております。


「3年も働きません!」 異国での教師生活を辞める26歳女性


僕がブログを始めた頃からの知り合いだった方です。



この連載は決して後ろ向きなものではありません。
若い人たちが何を言われても、どんな状況でも、前途に光明を感じながら、人生を作り上げていくためのものです。

新しい価値観なんて大それたものではなく、個人として生きるためのものです。



安らかに。

2014年10月25日土曜日

コミュ障ターヘルアナトミア① 「自慢と受け取られて相手を傷つけてしまう」


武野です。


Ask.fmにこんな質問がありました。

(質問などは随時こちらで受けております)




初めまして。武野さんに質問があります。

私は武野さんより1つ年下の大学4年生(女性)なのですが、歳を重ねるごとに人に話せないこと(変態的なことではなく、言うと他人に自慢だと思われてしまったり、勉強をして培った知識が相手を傷つけてしまうようなことです。)が増えてしまい、話せないもどかしさを感じます。

何度か「もう嫌われてもいい!」という姿勢で少しずつ自分のことを素直に話したところ、恋人や友人から嫉妬や批判を受け傷つきました。

そのため、現在は友人も恋人も離れてしまい居ません。

長文になり申し訳ないのですが、こういったケースでは武野さんは他者との距離感をどうお考えでしょうか。
ご回答、宜しくお願いします!





これ、人生相談やね。

しかもけっこう重いね。


相談する相手を選んだほうがいいかもしれません。

でも、おじさん、人一倍「生きることとは何ぞや」については髪の毛を生贄に捧げながら考えてきたつもりですから、少しはお役に立てるかもしれません。

ただ、僕はブログでしか本音を言えない弱さを抱えている代わりに、ネット弁慶のスキルも持ち合わせていますから、もし「イラッ」としたらコンビニでプリンでも買ってきて落ち着いてください。




自覚したほうがいいですね。

アナタ

自己顕示系コミュ障

ですね。




コミュ障ターヘルアナトミア(編著:武野ヒカル)より引用

【自己顕示系コミュ障】
他者との会話において、その内容に自分を優位にする情報を込めてしまうコミュ障。
えてして有する会話の選択肢が少なく、つい自身の経験や知識を披露しがち。
無意識的に行われ、本人には悪意がない場合が多い。





大丈夫。

怒らなくて大丈夫。

それは既に僕が全裸ブリッジ「完全服従」のポージングをしているからではなく、

僕もその気があるからです。
(毛はないけどHAHAHA)

敢えて言いますけれど、何度「自慢話」で後悔する夜があったことでしょう。




重要なところなんですが、

自分の気持ちに関係なく相手が自慢話と受け取ったら、不快感を覚えさせる

わけなんですよ。

僕も以前、嵐が大好きな妙齢の女性に

「僕、マツジュンには嫉妬しか覚えないですね」

って自虐のつもりで言ったら

「え、同じ土俵で言っちゃう?すごいね、すごーい、うふ、ふふふふふふっ」

と含み笑いをしながら返答されたことがあって、「なに言ってんだ、この人」って思ったことがあります。

僕自身としてはマツジュンと同じ土俵にいるなんてつもりは更々なく、張り合おうとしたことも一度もなかったというか、張り合ってたら頭イカれていると思うんですが、そんな受け取り方をされてすごくもどかしい気持ちを覚えました。




別の観点ですが、おそらくアナタは人と関わるうえで自分が優位に立っていないと不安なんですよ。

しかも、それは脳内での(コイツ、ダメだなぁ)という自覚だけでは解消されなくて、相手がそう思っていないと心が安らがないからこそ言ってしまうわけです。


たぶん、よく話す人で、伝えたいことが溢れて先行してしまうのでしょう。

だから、

喋んなくていいよ、とりあえず。

喋らなくても、能力の高さや知識の豊富さは人には伝わっているものです。
それが自分の想定している質ではなかったとしても、人に伝わっているものが自分の価値だし、しかも自ら口に出したところでそれは伝わりません。



もちろん、お地蔵様のように無言でいろ、と言っているわけではありません。
2つのことに注意してみてください。


①話し方に「否定」の要素が込められていないか

どんなに理解しあう間柄でも、他人から自分の考えや行動を否定されるとストレスが生じます。

「否定されること」には覚悟が必要なんです。

覚悟を持っていない相手に対してアナタがどんなに伝えたいことがあっても、それは相手に対する攻撃にしかなりません

もう言ってて失敗談しか思いつかないんですが、気を付けないと、こんな感じの会話になります。
相手「○○っていう映画を観に行こうと思ってるんだよね」

アナタ「あー、あれね。あの監督はけっこう売れているけど、実は映画界の評価としては最悪で、特に前作なんか演出だけのストーリー破綻のオンパレードで、全然おもしろくないよ。映画をしっかり観れている人でおもしろいっていう人なんかいないんじゃないかな」

相手「…………(バカにされてる?)」



②喜びによる「取捨」

①をクリアできれば、及第点。会話は成り立つと思います。

でも、もう一歩踏み込むとして、アナタが持っている知識なり何なりを「その人のために」という気持ちで伝えたいなら、情報の取捨が必要です。

アナタが会話のなかで思いついたその情報で、相手は喜ぶでしょうか。
喋る前に考えてください。


「○○っていう映画を観に行こうと思ってるんだよね」
「あーあれね。けっこう売れてる監督の映画だよね!いいんじゃない!

or

「あー、あれね。けっこう売れてる監督の映画だよね。前作を観たんだけど、演出がすごく良かったから、そこ注目してみたらどうかな!そういう感じの映画だったら○○っていうのもあるよ」

とかね。


意図的に相手を否定する情報を切って、さらに後押ししている感じを受け取ってもらえるでしょうか。
また、相手の興味関心に合わせてこちらの情報を選んでいます。



相手が喜んでいない時点で、健全な会話なんて絶対に成り立たない

と心に刻み込んでください。

会話する上で主人公は自分じゃないんです。

主人公になるときは、こちらが提案して、相手が受け入れて脇役になってくれたときです。
例えば「相談ごと」なんかが、その状況になります。
(これはこれで難しさがありますが…)


相手に明確に求められているのでなければ、アナタの知識や伝えたいことに価値はないんです。




会話は常に相手が喜ぶようにするものです。
そうじゃないときが、愚痴や自慢話などになります。



他社との距離感って言ってますけど、考えたほうがいいのは距離感じゃなくて、どの方向から相手に触れるかです。

明確な上下関係もないのに、上からがっつり足で乗っかってくる人に、心地よさを感じる人なんかいません。
そうならないようにしてください、という提案です。





「受け入れてほしい」「認めてほしい」という気持ちは、ほとんどの人が持っていますが、アナタはそれが人よりも強いのかもしれません。
僕も同じという自覚があるので、すごく共感できます。

でも、その気持ちは相手も多少なりとも同じです。

具体的にどのような知識や経験をお持ちかはわかりませんが、伝え方を変えれば、きっといろんな人を幸せにできると思います。

そして僕はアナタにその気があるように思えます。



あと友達はおるで。

ワシがいつも心のなかに鎮座しとるでな。
(賃料無料なら)







安らかに。



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すごくない、というかわりかしダメなヤツが同じくらいの目線でお答えします。








【ご本人だけに向けて】

あと、ここまで書いて気付いたんですが、もしかすると「アナタの持つ悩み」などの話が、いわゆる不幸自慢や貧乏自慢の類と同じように聞こえさせてしまう、という可能性がありますね。

そのとき大事なのは、自分の心境をまずしっかり伝えて、本当に悩んでいるから受け入れてほしいとまず話すこと。
そして相手にその準備をさせることで、いくらか解消できるはずです。
でも、それでも受け入れてくれる人は少ないと思います。
だって他人が羨んだり共感できないなら、それは自意識の問題なんですから。

もし話すなら同じような境遇にいる人です。もしくはまったく無関係のところにいる人です。
じゃないと受け止められません。

もし僕のここまでの文が答えになっていなかったら、Ask.fmに追加で言ってきてください。心配です。





2014年10月18日土曜日

「3年も働きません!」 大手旅行会社→1年で退社→大学職員へ①



武野です。




マイナビニュースさんで不定期連載を始めさせていただきます。






マイナビニュース 「3年も働きません!」 ①




旅行会社を1年足らずで退職し、『再新卒』という方法で大学職員になった方へのインタビューです。


よろしければご覧くださいませ。




もしこれをご覧の方で3年前後で転職or退職した方がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡ください。
インタビューをさせていただければ幸いです。


特に
この経験談は誰かのためになる
と思える方をお待ちしております。


僕というツールを使ってください。




この記事は「とりあえず3年は働け」という通説があるために転職や退職に躊躇している人が、一歩踏み出す勇気、もしくは現状で踏みとどまる気概を得ていただくためのものです。


また、「最近の若者」が持つ労働観を世の中に発信し、これからの働き方をできるだけたくさんの人と共有するという目的もあります。




既に3年前後で転職や退職を経験している人の現実が、ときに同じような境遇の人の心を軽くすることがあるはずだと、思うのです。














ぜんぜん関係ないんですが、さきほど歩いていたら、妖怪ウォッチのジバニャンが前方に現われました。
着ぐるみ撮影会の宣伝をして歩いていたのだと思います。




すると、ジバニャンがなぜか僕のほうに近づいてきて


気付いたら壁際まで追い詰められました。


めっちゃ怖かったです。




たぶん視界が悪くて前が見えていなかったのですが、付き添いをしていたオジサンが「ジバニャーン、そっちじゃないよー」と言わなければ、僕は妖怪にとって食われていたことでしょう。


よかったよかった。


でも、ジバニャン、かわいかったです。




安らかに。



2014年10月14日火曜日

会社対策会議④ 「取引先の相手が意地悪でしんどい」

会社対策会議

「平成ベビーの会社員。」内のQ&A。質問はこちらで受付中。

若い人たち同士で会社のあれやこれやの難題をいかに乗り越えていくか、考えていきます。
基本、ゆるふわ(推敲しない)。



取引先が取引先自身にミスがあると必ずこちらに転嫁してきます。

また、メールにちょくちょく意地悪な言葉を挟んできて、それも相まって精神的に非常にしんどくなってしまいました。

どうすれば相手の嫌味をスルーしつつ、責任転嫁を止めることができるのでしょうか。

このままでは夜道に待ちぶせしてしまいそうです。




待ち伏せするんだったら釘バットじゃなくて、露出にしておこう。

暴力は許さない。叩くなら僕のお尻にしなさい(四つん這いで)

まじめにお話される方を相手にどこまでふざけたらネットに誹謗中傷を書き込まれるのか試してもよかったのですが、何も社会に貢献していないので真剣に考えます。



これ、すごく難しい問題を孕んでいます。

社外の人のコントロールは、社内の人間では基本的に誰にもできないんですよね。

例えばセクハラ問題が起きているとか、会社自体に明確な上下関係があるならば話は別でしょうが、対等な取引がなされている場合では、若手社員が意地悪されているくらいでは誰も動かないでしょう。


しかし個人間の問題として考えることもできませんね。だってお互い会社員だもの。

会社という看板がなかったらそもそも万次郎も心に負担を感じないだろうし、看板がないのに負担を感じる状況だったら先にぶん殴っているでしょうしね。

(お名前がわからないので今回は万次郎と呼びます)


というわけで、会社の看板を維持できる方法じゃないといけないですね。


いや、確かにその嫌味なメールを牽制する方法もあるでしょう。

①すべてのメールにおいて上司をCCに入れる
②相手の上司をCCにぶっこむ(←わりとハードル高い)

順当に考えれば、こうなるでしょうか。



そもそも、現状をちゃんと先輩とか上司に相談したほうがいいです。

特に取引先との関係性や問題の火種はどんなに細かいことであっても、耳に入れておくのが万次郎の自衛になります。

責任転嫁されるのが常であれば、こっちに非がないわけですよね。
先輩や上司が動いてくれるかどうかは別として、万次郎は悪くないことを伝えておきましょう。
自分の責任として、自分の労働環境を守るべきです。



そして、もう一つ考えてほしいのは
その責任転嫁を受け止めるのも仕事なんじゃないかしら
ってことです。


僕、この「それも仕事」っていう言葉がめっちゃくちゃ嫌いで、特に飲み会とかで使われると、ゆとり世代ど真ん中なもんでブチ切れてしまうんですけど、

(関係ないけどクソ便利な言葉ですよね、何ならお尻まで拭かされそうな勢いやで)


今回の場合は
取引先との関係性を維持する
っていう明確な業務上の目的がありますよね。


考えてみてほしいんですが、もしかするとこれまでに万次郎が何かやらかして怒らせちゃっている可能性がありますよね。
だとしたら、修復する義務がありますし、少なくとも悪化させないように努めなければなりません。

もし何もしていないと断言できるのであれば、なおさら、相手社員は頭がイカれていますので、そんな狂人をどこまでセーブできるかがビーストテイマーとしての腕の見せ所でしょう。



じゃあ、何かしら対策はとらないといけない、と。

ここで気付いてほしいのは

メールを止めさせる方法じゃなくて、どう穏便に受け止めるかを考えたほうが圧倒的に楽ってことです。

オジサン、そう思う。


相手の行動はなかなか変えられん。
だって相手も人間やもん。家には家族がおるかもしれんし、お風呂でおしっこもしとるよ。

「聖母性

とでもいいましょうか。これをつけましょう。
会社員にとって、非常に重要なスキルです。


会社という看板がある以上、会社員は自分の責任だけでは動けません。

すると行動に制限がかかるわけですが、そこでビジネス界に跋扈するビースト共に対して聖母性を発揮し、すべてを受容してあげられれば、ものすごいパフォーマンスを発揮できます。
だって、感情に左右されずに最良の選択をとれるわけですから。



人間関係でも同じで、攻撃性のあるものに対して攻撃しても何も解決しないんですよ。

それは破壊を目的としている場合のみ有効であって、自分を守りたい場合はいかにその攻撃を穏便に受け止められるかが肝要です。

だいたい何事にも攻撃的な人って物事の考えのベクトルが自分にしか向いていないんで、自分より強い圧力で制されることでしか止まらないですから。

かわいそうな人種ですよ。
誰かを傷つけていても、それに気づけない人たちです。


自分たち(自社)の制御が利くテリトリーの外にいる人をうまく回しているときって、すごく周囲の評価あがりますよ。

どうせ専門性を持っている人なんて会社には務めないんですから(特に文系)、ビーストたちを含めて人をまとめていけるって、すごいスキルですよ。
そういうのを協調性の高い人、っていうんでしょうね。



というわけでまとめます!

①上司に現状を報告すること
→できればやり取りを記録しておいて、自分の非がないことを証明できる状態を用意する

②聖母性を発揮
→最低限、嫌味は完全にスルーする。取り合わない。
→可能であれば、何を言われても明るく振る舞う(相手の言っていることを受け止めてあげて攻撃を攻撃で返さない)




最後に言いますが、

業務として万次郎がやってあげていることに、いちいち嫌な気持ちにならんでいいんよ。
だって会社員としての万次郎が応対してあげているだけで、万次郎自身は関係ないんやから。


むしろ仕事的にはチャンス。
狂人を乗りこなしていたら、ちゃんと評価にもつながんで。

そう、リトル万次郎も言っとるよ。

(マンジロウ、オマエイチイチ、クダラネーニンゲンニツキアッテンジャネーヨ!)




安らかに。





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※回答はツイッターで行う場合もあります。


2014年10月11日土曜日

会社対策会議③ ~「お前ならどこでもやっていける」って無責任じゃない?~

会社対策会議

「平成ベビーの会社員。」内のQ&A。質問はこちらで受付中。

若い人たち同士で会社のあれやこれやの難題をいかに乗り越えていくか、考えていきます。
基本、ゆるふわ(推敲しない)。


むのさんこんばんは。

私はどんなに本気で悩んでいるときでもいつも、

「お前ならどこでもやっていけるよ」とか「なんでもやれるよ」と言われ、
褒められていることは分かりつつも、そんな無責任なコメントある!?と憤慨してしまいます。

就活のさいも様々な方にそのように受け流されて悲しかったです。


ただの愚痴です。





かおる、アンタ学ばない子ね。

(今回もお名前不明なので「かおる」と呼びます。女子じゃなかったらごめん)

(全然関係ありませんが、高校生のときかおるという女子に色目を使われたことがありますが、彼女は授業中にいちごミルクを飲むという暴挙を繰り返した結果、先生に窓から教科書をぶん投げられていました。懐かしき思い出)


いいかい。


赤の他人にゴマをふった程度の人間に

何を期待しとるのよ。



「期待しなければ裏切られない」っていう誰が言ったかわからない名言は聞いたことない?


この話の相手が彼氏とかじゃなくて、同僚とか上司とかですよね。


職場の人間なんて同じ鎖に繋がれた他人でしかありません。

偶然、同じ環境にいることになって半強制的に同じ目的を持つだけの、薄い人間関係のうえに成り立っているのが職場です。
(基本的にはですよ)



そいつらにね、何を期待するのかと。


たまたま定食屋で相席になった人がこっちのコップにまで水を注いでくれますかと。
ソースとってくれますかと。

電車に座っていて偶然、隣にきた女子大生に何か期待しますかと。

僕はするけどなんか起きたことはない



これ持論なんですけど、そもそも

相談する(人に話す)だけで解決することなんて
塩少々くらいしかないんですよ。

(2本の指でつまむくらいの量)




たぶん心理的には、自分が悩んでいる内容を解消してくれるような返答を求めているんでしょう。


でも、自分の不満足の補てんを自分以外に依拠するなんて
自分を苦しめるだけです。


だって、期待するってことは、相手の気持ちじゃなくて言動とかの結果を求めるわけですからね。

実際にかおるも「褒められていることはわかっている」わけで、つまり欲しいのは気持ちじゃないことを証明しているわけじゃないですか。

そら「正解」を作っちゃったら辛い。


しかも他人への依存は、
ねじ曲がった自己満足でしかありません。
(依存って「いそん」って読むそうですよ)

私はこう答えてほしいから、こう答えないと嫌、こう答えたらOKみたいなね。



しかも「無責任なコメント」っていいますが

そもそも責任感をもってかおるの悩みを受け止めなきゃいけない理由とかないですからね。


全員がそうとは言いません。
個人的には上司や先輩は下っ端の人の悩みに真剣に耳を貸さないといけない責務があるとは思います。


でも、それを下っ端のほうから求めてはいけないでしょ。
こっちの心の衛生的な意味でね。裏切られるだけやからね。


僕も会社に入って社会人になる前は「助けられる」イメージを抱いていたんですが、知れば知るほど自衛と自己肯定の大切さに気付きます。



わかるよ、かおる。最終的にはあれやろ。
話を聞いてほしかっただけでしょ。

「大変だね。頑張ってるんだね」って言ってほしかったんでしょ。
自分の境遇の辛さに対する、自分の感想の正当性を、他人に認めてほしかったんでしょ。




これぜひ参考にしてください。

答えてほしいことがあるんだったら最初に目的を言いなさい。


「こう受け止めてくれるだろう」とか「こう返してくれるだろう」とか、そういうのはやめよう。
期待されて、応えてあげた結果、不機嫌になられる相手のことも考えなあかんよね。


じゃないとせっかく褒めてくれるくらい評価してくれている人なのに、余計な印象を持たれてしまうかもしれんよ。


ちょっと話が恋愛ジャンルに突入しとる雰囲気を感じ取るけど、これ推敲しないのがコンセプトなので、そのままいきます。



勘違いしている人が多いですけど、何にも言っていないのに自分の思い通りの反応をしてくれる人なんてほとんどおらんし、探すのがそもそも傲慢だと思うんですよ。
深層心理では誰もが求めていますけどね。

少し考え方を変えてほしいんです。

自分の希望を伝えたとして、それに「あい、わかった」と応えて実際に行動してくれる人が自分にとって良い人だと。


「話を聞いてほしいだけ」なら最初にそう言う。
「具体的対策の相談をしたい」なら最初にそう言う。

それだけでびっくりするくらい話はスムーズにいきます。相手も求められていることがわかりますしね。



あと「憤慨してる」って言っているのに、最後は「悲しい」って言ってますが、つまり、最初に感じるのは「理解されていない悲しさ」だと思うんですよ。
そういうの心理学では二次感情っていうらしいです。

わかるわかる。
オジサンも悲しいことばっかりや。

仮に僕がアニメに登場する悲しみを糧に成長するモンスターだったとしたら、たぶん地上波じゃなく劇場版にでてきているくらい深刻な事態を招いていると思う。




でも、理解されない悲しみって、結局はぬぐいきれないんですよね。


アナタのことを完全に理解してくれる人なんて、人生で出会っても数人レベルです。
基本的には理解してくれない人たちと関わっていかないといけない。

じゃあ、対策を考えないといけないと。
それが伝える力やね。

方法はいくつかあると思いますが、ここまでの文章を参考にしてみてください。
波風立てずに自分の希望を相手に届けられるのって、すごいスキルよ。



たぶん、かおるはしっかりしていて、仕事もテキパキしているから自立しているように見えるんでしょう。
もしかしたら見た目も、どちらかというとキリッとしているのかもしれません。
柔軟性もあって、楽しそうに毎日働けているのかもしれない。


でも、本当は不安なんやろうね。


僕も見た目が28歳くらいで、勝手に求められるハードルが高まっていることがよくあるんですが、こちとらガチめのコミュ障なので仕事の結果的に相手を裏切りまくっています。

でも、かおるの場合ってそういうわけじゃないですよね。
対外的にはちゃんとできているからこそ、自分の心中との乖離があって、心細いわけでしょ。

ちゃんとできている自分を褒めてください。
話はそれから。
気が向いたらその後が知りたいので、ツイッターでリプでもくだされば幸いです。




安らかに。




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※回答はツイッターで行う場合もあります。








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